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  • 2026年7月から9月に観た映画など

    7月

    • 『Our Wildest Days』ヴァシリス・ケカトス;バンドワゴンに乗り込んでいいことがあった試しはない
    • 『あみこ』山中洋子 △:「文化系女子の青春時代におけるかっこいい男子像」をぐいぐい押し付けられる
    • 『欲望の旅』ブリュノ・デュモン 〇:最悪なのは暴力という本能であって、ただそれをしょうがないよね…と認めるだけではないというそこがあるかどうかが最近やっぱ分け目よね。
    • 『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』☆:「はみだし者の夜」という会を万季と開いている(ただ家で夜映画をみるだけの会)
    • 『生きる』黒澤明 ☆:とにかく志村喬の顔がスゴイ。それはあれだけ「ヒイッ」って実際に怯えられるだろう、本当にそうだなと思うほどの顔。
    • 『春樹』チャン・リュル
    • 『ルオムの黄昏』チャン・リュル:どっちもやや寝てしまった。シネスイッチ銀座は良い映画館なのに全然行ったことがないことが悔やまれる。隣のISSEIミヤケのギャラリーも毎回面白いし近くの本屋も良い。マーク・ボスウィックの展示で布に映されたダンスのコマ送り映像を延々と観ていた。
    • 『よき谷の物語』ホセ・ルイス・ゲリン💤 その昔あったような、古き良き時代が今も、という外からの目線は憐みに近くてちょっと嫌だな。この日から映画館の会員になろうと思っている。テアトルシネマグループのから入会。
    • 『ハッピー・ゴー・ラッキー』マイク・リー ☆:サリー・ホーキンスはスゴイ。会話の内容が本当のような映画を作る人が好き。
    • 『人生は時々晴れ』マイク・リー めっちゃ暗いが最後が明るかった。うんざりするほど暗いなあと最後の最後まで思っていたかった、高熱や微熱、咳がずっと続いていた時期の最後あたりだったから。
    • 『ヴェラ・ドレイク』マイク・リー アンオフィシャルな堕胎を担う一般女性が裁かれるという実話の話。知れて良かった。暗い映画。
    • 『また会えるよね』『リンダとイリナ』ギヨーム・ブラック:リンダとイリナともう一人いるのに、なぜ! 青春お家芸といったところ。
    • 『〈特別上映〉光 ノイズ 煙 そして 光 ノイズ 煙』西川智也 ☆:めちゃくちゃかっこよかった。観れてよかった。観れていない作品がまだまだ、また是非上映の機会をつくってほしい。
    • 『ブック・オブ・デイズ』『エリス・アイランド』メレディス・モンク 💤
    • 『きれっぱしの愛』フリーヌル・パルマソン ☆:フリーヌル・パルマソン。美的ツンデレな映画監督は大好き。本音を簡単には見せないつかずはなれず、カッコいい。けっこう人懐っこい気もする。ずっと良かった、わからない。嫌いな人も多いのか。
    • 『ネネットとボニ』クレール・ドゥニ:何回も観ててもはやいいのかもわからない、この映画なんなのと。全部の映画ってこの映画ってなんなの?ってもんだよな。ギャロが出てきて毎回びっくり笑えてうれしい。
    • 『かぐや姫の物語』高畑 勲:ちょっと歩いたとこにあるブックオフでピンク色のBlu-rayを購入した。買う時に店員の女性が「DVD買取をやっておりますので…」というマニュアルがなぜかずっと残っている…。ぽんぽこがめちゃ好きだからずっと観たかったんだけどそうでもなかった。赤子時代が姪っ子に似ていたので姉に動画を撮って送った。
    • 『親密さ』濱口竜介 △:登場人物のセリフとやり取りがもう本当に格好悪いものに感じて前半で席を立った。前観た時はこんなんじゃなかったんだけど、感じ方は変わる!しばらく濱口竜介作品やペドロ・コスタ作品から離れようと思っている。共通点は「ブレッソンの覚書」原理主義。原理主義って、素敵なようでかなり危うい、それを肌で感じないと現在人間たちがカッコいいとして目指す方向がどんどんヤバくなっている、という直感。
    • 『私の血に流れる血』マルコ・ベロッキオ ☆:ずっと見逃してきたが観れて、ずっと面白かった。良い監督だよなあ。意味がわからないが当たり前に繋がっているという納得感も何故かある。ちょっと広すぎてスゴイ。映画館でしかなんか観る気がしないのも特徴。僕の中で。

    8月

    • 『ピンク・シュレンマー』オリバー・フサイン
    • 『ある日、ピナは尋ねた』シャンタル・アケルマン:二本立てと知らず、ピンクシュレンマーの苦手っぽい世界観のやつが始まって焦って映写機へ振り返ってアピールした俺、スマホを真っ暗にしてプログラムを確認し、汗だく
    • 『メレディス・モンク 踊る声、歌う身体』ビリー・シェバー、デヴィッド・C・ロバーツ △:歴史の教科書系ダメなタイプのドキュメンタリー、映画が対象の賞賛・礼賛一辺倒になってはいけない、最後まで観るのがしんどい。あるいは彼女の音楽やセンスが普通に苦手なのかもしれない。わからない。
    • 『軍服を着た神様』遠藤協 ☆;面白い現象。神の成り立ちは必要性があって、そこに偶然添えられたエピソードなのか、という普遍性を知る。はじまりはネガティブ・マイナスの排除のため、という人間らしさ。普遍的だと思う。あと功徳システムが独自だけど、これも当たり前だよな役立たないと人は集まらない。
    • 『タイガー・ストライプス』アマンダ・ネル・ユー 〇:手作りでカッコいい。私もひとつの自分の作品を作ってみたい。
    • 『パンダコパンダ』『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』高畑 勲:子どもワークショップ上映みたいな企画を川崎市アートセンターでやっていた。本音でいうと、少女が母親と妻を、それもパンダの、しっかりと演じられている媚態とかがけっこうキツイと思った。子どもたちもちょっと引いている空気感があった。ゾーニングなしに性的であることの害を感じた。
    • 『A Window of Memories』清原惟:パンフレットを読むことでより。他者の言葉や感想は共感じゃなくて自分のものとして飛んできても、飛んでいってもいいのだ。そういう体験は多くしてみたい。人の言葉がぐっと自分の中に響くとき平和と安心と嬉しさを感じるだろう。トートバック黒を買ってよく使っている。
    • 『ワイズ・ブラッド』ジョン・ヒューストン:役者が原作のイメージ通りでスゴイと思った。原作には勝てない!うんうんと確認するような、自分の作った1年前のレポートを読み返すような自分と向き合うような、感動が起こりえない形の、ちょっと違う体験だよねそれは。
    • 『ユースフル・ゴースト』ラッチャプーム・ブンバンチャーチョーク 〇;予告編で思っていた色物ではなく、社会派の内容であった。穢れについての本を読んでいたのでリンクする。でも忘れた。日記をみながら書いているんだけど、死者の権利は忘れられないことだ、という普通のことが書いてある。直接的なゲイ描写は絶対必要なのかなといつも思う。メッセージとしては必要なのだろうが、私はそれを求めないから、というそれも一方的だよな。映画のセックスシーン全般いらないと思っている自分は。
    • 『火山のもとで』ジョン・ヒューストン 〇:人間のだめさ。人間のもつ溢れてしまう部分が好きなのだろう。原作が読みたいが復刊されてるが、めっちゃ高い。
    • 『床一面こんな感じ』監督:はまださつき|脚本:福岡佐和子 ☆:とっても良かった。あみこではなく、こっち側である37歳男性である。脚本に人間同士の間が、特にその二人の関係性が溢れていて泣けてくる。ギリギリなことを粘り強くやっていこうという関係し続けることの大変さ。パッと手放すのはマジで簡単だからやっちゃえるけどそこを粘り、離れる。その過程にオブセッションがある自分に気づけた今。離別するまでの仮定と離別してからの関係が気になるわけだ。日記の文字からしてめっちゃ酒飲んでるこの日。嬉しくて原宿で会った二人にもおすすめした。
    • 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』及川啓:二日酔いでダメだった。。あともうやっぱ人気のあるものは楽しめない。薫とのぞみんすまん。わざわざ立川までなぜか見に行ったのにね。
    • 『ナイトシフト』ロビーナ・ローズ:ユーロの券売所の女性が雰囲気がこの映画の雰囲気にあっていて素敵だった。この日にユーロの会員になった。このサイトにツイッター機能を作ったあたり。
    • 『PEAK END』シン・チェリン 〇:こちらも関係性の話。この人と出会えてよかったのだろう、と思える関係性はいい。対象は人でなくてもいい。相手を想う主体であり、同時に想われる対象であることがカメラからまさに伝わってくる。自分自身を編集するというのはどういう体験なんだろうか。
    • 『20thセンチュリーウーマン』マイク・ミルズ:この人の描く父親、母親像はイビツで面白い部分があるのだけど、好きになれない。実録怖い話のような話であると思う。
    • 『星の時』スザーナ・アマラウ:昔の映画ならではのヤバさを、昔だなあって思いながら半笑いもできない感じで観ることが実に面白くないなあと思う。だから今やっている映画を今観ることに意味があるんだろうな。37歳という若くも老いてもいない中年期でも、若い時でも老いてからも古い映画に価値ばかり感じることなく、新しい映画を観ていこう。感じ方はいつも変わっていくし、どんどん自分をなくしていこう。2021年あたりの自分の日記を読むときつすぎて見れないけどみてしまうように。人生の一貫性はポジティブでもネガティブでもないものとして、頼もしいと思う。「頼もしい」っていうのは一見ポジティブだけど、樹齢300年とかの樹のようなイメージのことで、ただそれはずっとそこにあってきたという意味でことさらにポジティブであるわけではない。少しはプラスだけれども。人生は一貫していることを頼りに生きている。
    • 『エレファント6レコーディング・カンパニー』チャド・ストックフレス ☆:ステージに「演者」としてあがらないロバート・シュナイダーの言葉は日常生活でも生きている。「客を楽しませるという意識はいらない」。次回からライブをする機会があったらそのように楽しめるはず。最近のライブは全然楽しめていない。
    • 『マルセイユ』アンゲラ・シャーネレク ☆:カットとカットの連続であるから、その順番やタイミングはめちゃくちゃ重要で、すごく丁寧だから話がはいりつつもストーリーはもちろんいいんだけど、そこではない流れとか表情の切り取り方とその後の街や部屋の空気感や色、どことどこがつながるのか、話す言葉は途切れるが実際は途切れていない、関係も同じように離れていても忘れない限り途切れていない。ただし理解不可能な言葉は守る対象と庇護される受け手に別れる。理解している側が上に立つ。そこを乗り越えるためには言葉を身につけないといけない。
    • 『ある女の復讐』リタ・アゼヴェード・ゴメス 〇;渋い映画であった。書割みたいなセットと時代設定、こちらの積極性が必要となる関わり方が求められる映画で観るのが大変だったけど、その分最後の開け放しがクールだった。今多くがSNSで短期的に暴かれるが、それも必要なことであるが、このような復讐の形もあるのだとわかる。吉岡さんに先ず会って、その後とがちゃんも居て、三人でインド富士子に初めて行く。ナイス。
    • 『Now and Then』西原孝至:国が人間の尊厳を奪っていることを認めない。辛くて涙がでる。国は人がその国があることを実感として認識するからこそ国と人なのに。国民とか言うからよくわからなくなる。
    • 『ケルト・ユートピア』デニス・ハーベイ ラース・ローベン:ユーロの下のカフェの前で友達を待っていたAマッソ加納をみかけた。姪っ子にプレゼントにぬいぐるみを買おうとしてヒカリエの店に行ったけど、ぬいぐるみを触ってはいけない、という旨店の張り紙があり喰らって帰る。ぬいぐるみは、さわらないと、わからないでしょーが!と心に叫んだ。

    9月

    • 『ゴールド・ディガーズ』サリー・ポッター💤:全く訳が分からない。ユーロに毎日行き過ぎ。帰り道、昨日のを取りかえすべくSPBSで絵本でも買うかと、『たぷの里』という変な絵本を買ってしまった。これ売れているらしいけど、家に帰って読んだら子どもに見せたくないなーと思う抑圧的な表現内容(子どもが楽しんでいると、でかい相撲が「たぷっ」と抑えつけて、その場がシーンとなる、これが面白いのだろうが)がリフレインするやつで全く嫌な気分に。もーちょいこう、絵本なのだからさ…。
    • 『黒猫・白猫』エミール・クストリッツァ ☆:意外と観てなかった。やっぱり面白いが、クストリッツァの政治的立場は危険?https://webgenron.com/articles/genron18_001こんな記事も。東浩紀の『平和と愚かさ』チェック。
    • 『沼影市民プール』太田信吾:なんとなく面白いけど違和感も残る。ゲイの人のお母さんとのやりとりはなぜあんな撮り方に?あとプール側の在り方(ハッテン場化)の問題も結構ありそうな印象が得られる中で、足りない学校施設への移転計画は、部外者からしたら至極納得のいくことで。家の近くのよく行っていたプールがなくなるとしたら反対運動に参加するだろうか、と考える。説明が不足していたのは良くない。いつもそうだ。しかしなぜあの息子と母親の「ドラマ」が必要だったのか。どうしても一要素として捉えられてしまう。
    • 『BULLY』ラリー・クラーク:ずばっと終わる。何回も観ている気もするけど。気を付けて、真っ当に生きよう。道徳的に映画を観るのが正しい時もあるはず。
    • 『リンカリンカ~あの夏の先』カンドゥルン:自分の夢が途中で混ざって映画の内容も夢としてあってけっこう楽しい体験だった。この日もひとりで街で飲んで知り合いが増えた。
    • 『The AI Doc: または私はいかにして終末論的楽観主義者になったか』ダニエル・ロアー、 チャーリー・タイレル:クリエイションとして面白かった。
    • 『戦火を越えて』レゾ・チヘイーゼ:グルジアの映画。フィルムがぼろぼろで白い。
    • 『さとこはいつも』沖田修一 △:話が普通に面白くない。この人の映画は原作が面白かったのか。とがちゃんと朝まで飲む。
    • 『拝啓アシタ DEAR TOMORROW』キャスパー・アストラップ・シュローダー ×;良くないドキュメンタリー。利権が絡んでいるタイプ。かなり酷い作品だった。意味のない日本らしいカット、日本ってこうだよねのイメージで酷い。このテーマを海外の人が撮るなら面白そうという予感を全てまっすぐに裏切られた。渋谷の交差点、電車、寺のカットを何度もみせられるとは…。また登場人物が何かしら解決したように終わるが、どうみても何も変わっていないだろうという…。孤独の何が問題なのか、何が孤独を作っているのか、ではなく、こんな国がNPOなどと協力して運営しているサービスがあります、それらが何となーく活用されて、なんかいい方向に彼らの人生が向きを変え始めましたネ、というような内容。酷い。人々の言葉をボイスオーヴァーで引用するのに、意味が通じないのはかなりイライラした。言語の壁があるなら、ちゃんと監修をつけようよ…。
    • 『私のはなし 部落のはなし』満若勇咲 ◎:人権ライブラリーで観られなかったから『にくのひと』を観た。いつのまにかUnextで観れるようになっている。部落問題は父親が名古屋のある地域で生きて暮らしているときにドライブしている時に「ここは部落やで、えたひにんや」といつも言っていてその時は僕は高校生から大学生でああなんかそうなんだ、と特に考えることも話すこともなかった。部落・同和問題は全くいわれのないフィクションのもとになりたつ権力構造だから、差別問題を考えるときにすごくわかりやすいエッセンスがあると思う。関東大震災の朝鮮人虐殺問題にも部落問題は確実に関わっている。部落の人達による朝鮮人差別、というのがあったことが確認できる。『にくのひと』の上映中止についても知った。鳥取ループというかなり大変な存在も知る。

    7月8月は本当に仕事が空いてしまって夏休み状態でたくさんの映画を観ている。時間が空くと映画を観るしかない。しかも飽きないし、帰りに飲みに行っても楽しい。その分今月のお金が全く稼げていない。

    【THINGS OF GOODS大賞】

    成城のシュベールのチャイ珈琲オレ

    チャイラテではないチャイコーヒーオレだ。コーヒーとチャイが絶妙!毎回うまあいと思いながら飲んでいる。砂糖もついてくるけど甘い上にクリームも乗っているからもう十分! 寒くなってきたからさらにうまいだろうな。チャイ珈琲オレを飲みながら現代思想にカキコミをしつつ読みたい、できれば窓側で!